城下町小倉には
1948(昭23)年11月:小倉競輪場が開設され
また、貿易で栄えた港町門司では
1950(昭25)年5月:門司競輪場が開設された
バンク周長は500m、関門海峡を眼下に望める風光明媚な競輪場として知られていた
レジャーの限られていた当時、両競輪場とも沢山のお客で賑わっていた
そんなさ中
1963(昭38)年:門司市・小倉市・戸畑市・八幡市・若松市の5市の新設合併により
北九州市が誕生する事となった
合併前の人口は門司市11万、小倉市19万、戸畑市7万、八幡市19万、若松市8万2千
当時、福岡県内には競馬場が一ヶ所(小倉競馬場)
競輪場三ヶ所(小倉、門司、久留米競輪場)
競艇場三ヶ所(福岡、若松、芦屋競艇場)
オートレース場一ヶ所(飯塚オートレース場)あり
この合併で政令指定都、北九州市の競輪場は門司と小倉の2ヶ所となった
<昭和54年度・北九州市主催・連勝式車券>
四十数年経った
2005(平17)年の人口は門司区10万8千、小倉北・南区39万7千人というから
旧門司市の人口は横ばい減、旧小倉市の人口は約2倍にも伸びている
レジャーが多様化している現在、徐々に門司競輪場は入場者は減少し赤字転落
市内に2ヶ所ある競輪場のどちらかを締めると考えた北九州市の判断は
2002(平14)年:一部の開催レースを小倉競輪場に引き継ぎ、市営門司競輪場は52年の歴史に幕を閉じる
福岡県北九州市門司区不老町
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